顔のシミやシワ、白髪。40代になると、目に見える変化には気づきやすいものです。目に見えるところのケアを取り入れている方は多いように感じますが、目に見えないところのケアはどうでしょう?目に見えないからと言って気を抜いていませんか?頭皮は自分では見えにくい場所ですが、意外と髪の印象や清潔感に影響する部分です。
私は40代に入ってから、頭皮についてこれまで感じたことのなかったことに気がつき、不快に思っていました。「あれ?さっき髪洗ったのに頭皮がベタついてる‥?」最初は丁寧に洗ってないからだと思ってましたが、頭皮のベタつきは毎日、洗髪後も残っていました。「これは洗い方だけの問題じゃないのかもしれない?」そう思い、色々と調べてみた結果、”加齢やホルモンバランスによって、頭皮環境が変わる可能性がある。” ということを知りました。
その後、美容ジャーナリストの天野佳代子さんが、頭皮ケアの大切さについてYouTubeで発信されていて、私の悩みそのものだなと感じ、その日から頭皮ケアについて考えるようになりました。
頭皮は髪に隠れているため見えにくいですが、顔とつながる一枚の皮膚です。顔のスキンケアを大切にするように、頭皮も年齢に合わせたケアが大切になります。
この記事では40代の頭皮ケアの大切さについてまとめています。
なぜ40代になると頭皮環境が変わるの?
年齢と共に変化するのは、肌だけではありません。頭皮環境も肌と同じように年齢と共に変化します。では、具体的にどのような原因が考えられるのでしょうか。
1. 女性ホルモン(エストロゲン)の減少
40代になると、女性ホルモンであるエストロゲンは徐々に減少し始めます。
エストロゲンには、
- 肌のうるおいを保つ
- コラーゲンの生成をサポートする
- 血流を維持する
- 髪の成長期を保つ働きに関わる
ことが知られています。そのため減少すると、
- 頭皮が乾燥しやすい
- ハリや弾力が低下する
- 髪が細くなる
- 抜け毛が増えたように感じる
といった変化が現れることがあります。
↓40代の頭皮や髪の変化には、女性ホルモンの影響も関係しています。詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

2. 血行不良
頭皮は毛細血管が多く、血液によって酸素や栄養が運ばれます。
しかし
- 運動不足
- 長時間のデスクワーク
- 首・肩こり
- 冷え
などによって血流が滞りやすくなります。すると、
- 頭皮が硬く感じる
- 髪に必要な栄養が届きにくくなる
可能性があります。
3. 紫外線ダメージ
意外と見落とされがちなのが頭皮の日焼けです。
頭頂部は一年を通して紫外線を浴びやすく、
- バリア機能の低下
- 乾燥
- 炎症
- 活性酸素の増加
などにつながる可能性があります。
4. 洗いすぎ・間違ったヘアケア
- 洗浄力が強すぎるシャンプー
- 熱すぎるお湯
- 爪を立てて洗う
- 1日に何度も洗髪する
などは必要な皮脂まで落としてしまい、
- 乾燥
- かゆみ
- フケ
の原因になることがあります。
5. 睡眠不足・ストレス
睡眠中は肌や頭皮の修復が進む時間です。
またストレスは、
- 自律神経の乱れ
- 血流低下
- 皮脂分泌の乱れ
につながることがあります。
6. 栄養バランスの乱れ
髪や頭皮に必要な栄養素は次の通りです。
- たんぱく質
- 鉄
- 亜鉛
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンE
- オメガ3脂肪酸
偏った食事や過度なダイエットでは不足しやすくなります。
7. 皮脂バランスの変化
40代では、
- 乾燥する人
- ベタつく人
どちらもいます。
加齢による変化やホルモンバランスの影響で皮脂分泌が変わるためです。
その結果、
- 毛穴詰まり
- におい
- フケ
などが気になることがあります。
8. カラー・パーマ・熱ダメージ
頻繁な
- 白髪染め
- ブリーチ
- パーマ
- 高温のヘアアイロン
は頭皮への刺激になる場合があります。
9. 季節・室内環境
- 冬の乾燥
- 夏の汗
- エアコン
- 花粉
なども頭皮環境に影響します。
頭皮環境が悪化すると現れやすいサイン
頭皮環境が乱れると、次のような変化が見られることがあります。
・頭皮が乾燥してかゆい
・細かいフケが出る
・頭皮がベタつく
・においが気になる
・頭皮が硬く感じる
・髪のハリやコシが低下したように感じる
・抜け毛が増えたように感じる
これらのサインに早めに気づき、日々のケアを見直すことが大切です。

私は、頭皮のベタつきとにおいが気になる。かな。。。
今日から始めたい頭皮ケア9選
①頭皮に合ったシャンプー選び
シャンプーは人気ランキングで選ぶのではなく、自分の頭皮状態に合ったものを選ぶことが大切です。購入の際は成分表示をチェックしましょう。
⚠️【注意】シャンプーはリニューアルが多く、同じ商品名でも配合成分が変わることがあります。購入時は成分表示をご確認ください。
乾燥タイプ(乾燥・かゆみ・細かいフケ)
- 洗髪後につっぱる
- 頭皮がかゆい
- 細かく白いフケが出る
- 頭皮がつっぱる感じがする
おすすめの洗浄成分
洗浄力が比較的マイルドなものがおすすめです。
- ココイルグルタミン酸TEA
- ココイルグルタミン酸Na
- ラウロイルメチルアラニンNa
- ココイルメチルタウリンNa
- ラウラミドプロピルベタイン

表示成分を見て確認してね🎵
おすすめシャンプーについてはまた別の記事で紹介しますね。
配合されていると良い保湿成分
- セラミド → 頭皮の角質層にもともと存在する保湿成分
- グリセリン → 空気中や周囲の水分を引き寄せる性質を持つ保湿成分
- ヒアルロン酸 → 非常に高い保水力を持つ成分
- PCA-Na(ピロリドンカルボン酸ナトリウム)→ 人の皮膚にもともと存在する天然保湿因子(NMF)の一つ
- ベタイン → アミノ酸由来の保湿成分

保湿成分と言っても、たくさん種類があるんだね♬表示成分見て買うぞ!!
ベタつき・インナードライタイプ
- 朝はサラサラなのに夕方ベタつく
- ベタつくのに乾燥も感じる
- 頭皮のにおいが気になる
- かゆみもある
おすすめの洗浄成分
適度な洗浄力があるものを選びます。
- ココイルメチルタウリンNa
- ラウロイルメチルアラニンNa
- ラウラミドプロピルベタイン
配合されていると良い成分
- グリチルリチン酸2K → 頭皮をすこやかに保つ
- 柿タンニン → 頭皮の気になるニオイに配慮した製品に配合されることが多い
- 炭 → 汚れや皮脂を吸着しやすい性質があり、毛穴汚れや余分な皮脂を洗い流す目的で配合されることがある
- クレイ → 余分な皮脂や汚れを吸着する働きが期待される
- 保湿成分(グリセリン・ベタインなど)→ 頭皮にうるおいを与え、水分を保つサポート

「炭」や「クレイ」は、皮脂や汚れを落とすイメージが強いけど、洗浄成分そのものではなく、補助的な成分なんだって。洗浄成分とのバランスも確認することが大切だよ。
「乾燥しているのにベタつく…そんなことある?」
「頭皮が乾燥しているのに皮脂でベタつく」(インナードライ頭皮)という悩みは珍しくありません。乾燥によって頭皮のバリア機能が低下すると、それを補おうとして皮脂の分泌が増えることがあります。
ベタつくからといって洗浄力の強いシャンプーを選ぶのではなく、アミノ酸系など比較的マイルドな洗浄成分と、保湿成分がバランスよく配合されたシャンプーを選び、洗い方やすすぎ方も見直すことが大切です。
抜け毛・白髪が気になるタイプ(頭皮への刺激が少なく、頭皮環境を整えることを重視)
抜け毛や白髪にはさまざまな原因があり、シャンプーだけで改善できるものではありません。まずは頭皮環境を整えることが大切です。
おすすめの洗浄成分
刺激が比較的少ないものを選びましょう。
- ココイルグルタミン酸Na
- ココイルメチルタウリンNa
- ラウロイルメチルアラニンNa
抜け毛の原因は、加齢やホルモンバランス、ストレス、栄養状態などさまざまです。シャンプーだけで改善できるわけではありませんが、頭皮を清潔に保ち、健やかな頭皮環境を維持することは大切です。
② 正しい洗い方を意識する
シャンプー前にブラッシング
髪についたホコリや汚れを落としやすくなります。また、髪の絡まりをほぐしておくことで、シャンプー中の摩擦を減らし、髪への負担を抑えやすくなります。
さらに、ブラッシングによって皮脂やスタイリング剤が浮きやすくなるため、その後の洗髪もしやすくなります。

ポイントは、毛先から少しずつとかす。頭皮を強くこすらない。クッション性のあるブラシやパドルブラシ(ブラシ部分が四角く平らで、クッション性のある大きめのヘアブラシ)の3つだよ♬

ぬるま湯(38℃前後)で予洗いする
汗やホコリ、水溶性の汚れなどを落としやすくなります。その結果、シャンプーの泡立ちが良くなり、洗浄成分を必要以上に使わずに洗えることがあります。
また、38℃前後のぬるま湯は、頭皮に必要な皮脂を落としすぎない温度とされています。熱すぎるお湯は、乾燥しやすい頭皮では必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があります。

38℃前後は、「少しぬるいかな?」と感じるくらいの温度だよ。
指の腹でやさしく洗う
爪を立てて洗うと、頭皮を傷つけてしまうことがあります。
指の腹を使って小さく円を描くように洗うことで、頭皮への負担を抑えながら汚れを落としやすくなります。
シャンプー剤が残らないよう、しっかりすすぐ
シャンプーやコンディショナーが頭皮に残ると、かゆみやベタつきなどの原因になることがあります。
特に、生え際や耳の後ろ、襟足はすすぎ残しが起こりやすいので、意識して洗い流しましょう。

私は、耳の後ろが痛痒くなることがたまにあって、色々原因を探っていたんだけど、洗い残しが原因だったことがあったよ。そんなの私だけかもしれないんだけど(笑)、気をつけてね!
③ 髪を正しく乾かす
髪を自然乾燥させない
頭皮が濡れたままの状態が続くと、蒸れや雑菌が繁殖しやすい環境になることがあります。また、髪同士が擦れてダメージにつながることもあります。
ドライヤーは頭皮から乾かす
髪ではなく頭皮を先に乾かすことを意識すると、乾きムラを防ぎやすくなります。
ドライヤーは近づけすぎない
15〜20cmほど離し、同じ場所に長時間温風を当て続けないようにしましょう。
最後は冷風で仕上げる
髪の表面を整えやすくなり、熱ダメージも抑えやすくなります。
④ シャワーヘッドを見直す
毎日使うシャワーヘッドも、頭皮ケアを見直すきっかけの一つです。
近年は、ファインバブルを発生させるシャワーヘッドも増えています。
ファインバブルとは、非常に細かな気泡を含んだ水流のことです。商品によっては、毛穴汚れを洗い流しやすいよう設計されているものもあります。
ただし、シャワーヘッドだけで頭皮環境が変わるわけではありません。
シャンプーや洗い方、生活習慣なども含めて見直すことが大切です。
⑤頭皮の紫外線対策
頭皮は髪に隠れているため忘れがちですが、顔とつながる「肌」の一部です。顔だけでなく頭皮も紫外線対策を行うことで、健やかな頭皮環境を保ちやすくなります。
↓詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

⑥バランスの良い食事を意識
健やかな頭皮や髪を保つためには、毎日の食事からさまざまな栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
| 栄養素 | 頭皮・髪への役割 | 多く含まれる食品 |
|---|---|---|
| たんぱく質 | 髪の主成分(ケラチン)の材料 | 鶏むね肉、ささみ、卵、鮭、サバ、マグロ、納豆、豆腐、ヨーグルト |
| 鉄 | 頭皮へ酸素を運ぶ働きをサポート | 赤身肉、レバー、小松菜、ほうれん草、あさり、しじみ、大豆製品 |
| 亜鉛 | 髪の主成分であるたんぱく質の合成をサポート | 牡蠣、牛肉、豚レバー、チーズ、卵、納豆、かぼちゃの種 |
| ビタミンB群 | エネルギー代謝や皮脂バランスをサポート | 豚肉、レバー、マグロ、カツオ、卵、納豆、玄米、バナナ |
| ビタミンC | コラーゲンの生成をサポートし、鉄の吸収を助ける | キウイ、いちご、ブロッコリー、パプリカ、柑橘類、じゃがいも |
| ビタミンE | 抗酸化作用をもち、血行をサポート | アーモンド、ヘーゼルナッツ、アボカド、かぼちゃ、うなぎ |
| オメガ3脂肪酸 | 頭皮のうるおいを保つ働きに関わる | サバ、イワシ、サンマ、サケ、アマニ油、えごま油、くるみ |
| ビタミンA(β-カロテン) | 頭皮や皮膚の健康維持をサポート | にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、小松菜、レバー |
| 大豆イソフラボン | 女性ホルモンに似た働きをもつ成分として知られる | 豆腐、納豆、豆乳、おから、味噌 |
⑦良質な睡眠をとる
↓睡眠の大切さについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

⑧頭皮マッサージを取り入れる
頭皮マッサージは、指の腹を使って頭皮をやさしく動かすように行います。
特に、
- 生え際
- 耳の上(側頭部)
- 首の付け根(後頭部)
- 頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」周辺
は、マッサージに取り入れやすい部位です。
1〜3分程度を目安に、力を入れすぎず心地よい強さで続けましょう。
↓下の図も、参考にして下さいね。

⑨適度な運動で血流を促す
適度な運動は全身の血行を促し、健康な体づくりに役立ちます。頭皮も体の一部であるため、ウォーキングやストレッチなどの運動を習慣にすることは、健やかな頭皮環境を保つための生活習慣の一つです。
↓こちらの記事も参考にしてみてください。

このような症状が続く場合は皮膚科へ相談を
- 強いかゆみ
- 赤み
- 湿疹
- フケが大量に出る
- 急激な抜け毛
セルフケアを続けても改善しない場合は、皮膚科などの医療機関へ相談しましょう。
まとめ
40代になると、女性ホルモンの変化や紫外線、乾燥、生活習慣など、さまざまな要因によって頭皮環境は変化しやすくなります。
しかし、毎日のシャンプー選びや洗い方、紫外線対策、バランスの良い食事、睡眠などを少しずつ見直すことで、健やかな頭皮環境づくりにつながります。
頭皮は顔とつながる「肌」の一部です。
顔のスキンケアだけでなく頭皮も大切にケアして、未来の髪のために今日からできることを始めてみませんか。

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